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保護者説明会配布文書

2024年12月25日
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お知らせ

 まずこの度、保護者の皆様に大変なご心配をおかけしていることについて、大変遺憾に思います。 大手前丸亀教職員会(以下、教職員会)は、昨年9月20日の丸亀労働基準監督署から学校法人倉田学園(以下、法人)が是正勧告を受けたこと、その是正を進めないばかりか、是正を求める教職員に対して法人の理事長が不当な言動をとったことを契機に、大手前での生徒に対する教育活動を維持していくため不可欠だと考えて結成されました。コンプライアンスが重視される現在の学校現場で、学校が法律違反をしていては学校の評判も低下させ、違法行為が放置されては生徒達にも示しがつかず、学校教育も成り立たちません。そのため、教職員会は、法人に対して1年以上にわたって違法行為の是正を求めてきました。しかし今年の7月・8月にも再度労働基準監督署から是正勧告を受けており、状況が全く改善されておりません。7月・8月の是正勧告は主に36協定に関するものであり、現在も法人は是正をしていない状況です。 現在、法人は、労務管理の最も基本となる厳格な労働時間の把握も怠っている状態です。労働時間を把握しないため、教職員らの長時間労働の実態の有無も正確に把握ができませんし、教育内容を低下させないようにしつつ、業務の効率化・削減を図ることもできません。このような問題に対して教職員会は、かねてから法人に対して、先ずは厳格な労働時間の把握を行うことを提案してきました。しかし法人は教職員会と話し合いをもつことを避けてきました。 36協定ができないことは、法人が36協定締結に向けて動かなかったことが要因で、教職員会が36協定締結を拒否した訳ではありません。法人が10月末で36協定の期限が切れることを認識しておらず、36協定の届出書の作成をし、教職員会に締結を求めることを怠っていました。しかし一方的に「教職員会が締結を拒否した」と虚偽の事実を繰り返し法人が生徒・保護者の皆様に連絡を行っていました。

 教職員会としては、混乱状態を解決するため、繰り返し決められた36協定締結の手続きを法人に求めてきましたが、法人が拒否したため、11月7日まで団体交渉も行われませんでした。11月8日にようやく開催された団体交渉では、教職員会として法人に対して具体的な是正策を提示することを求めましたが、法人は教職員会が締結を拒否したと非難するだけで、何ら方策を提示しませんでした。 

 このような状況を打開するため、教職員会は、公的機関である労働委員会にあっせんを申請しました。こちらが提示した具体的な案に基づいて労働委員会があっせん案を作成し、法人も合意したことで、ようやく、36協定を締結する道筋をつくることができました。 11月22日に団体交渉を開催しましたが、法人は36協定届出書の具体的な内容を検討しないままに教職員会に提示をして締結することを要求してきました。内容に不備がある状態で締結してしまえば、36協定に関連した是正勧告が再び出ることになることを懸念しましたが、混乱状態を解消するために不備がある届出書に11月27日までに修正することを前提として仮締結を行いました。 しかし12月14日現在においても、法人は36協定の修正案を提示することはなく、不備がある状態のままになっています。法人の代理人弁護士をはじめ、副校長・教頭先生に聞いていただければ、証言をしてもらえると思います。現状は、36協定を仮締結したものの、労働委員会のあっせん案を法人が誠実に履行しているとは言えない状況です。 法人は、これまでの法人が起こしている労働基準法違反などの解決を教職員会に対して約束をしています。教職員会としては、法人に対して、違法状態を是正するとともに、36協定についても正式な締結ができるように具体的な内容を検討して提示し、あっせん案を誠実に履行することを求めます。 最後になりますが、教職員会としては、一刻も早く混乱状態を収束させ、安心した環境で生徒達が学ぶ環境を確保できるように努めますので、保護者の皆様にも、ご理解とご支援をいただければ幸いです。

<活動内容>

 大手前丸亀教職員会は、2023年12月に設立されました。

生徒と保護者の皆様の声を学校に反映させ、充実した学校教育を提供することを目的としています。​​

 生徒と保護者の皆様の声を反映させるためにコミュニケーションツールを設置し、適宜、皆様の声を学校法人倉田学園に伝達しています。学校の状況が改善されるために弁護士と顧問契約を結び、法人に対して法的な観点から提案を行なっています。生徒の皆さんが安心して学校生活を過ごせるように学校の状況を改善していきます。

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